利尿薬④(バプタン)

薬剤師国家試験

問題

・バプタン系の薬剤は現在(   )と(   )の2つが存在する。

・バプタンはネフロンの(   )に存在する(   )受容体を阻害することで、(   )の誘導を抑制し、水の再吸収を抑制する。

・電解質の排泄を伴わないため、(   )血症に注意する必要がある。

・共通の適応症は(   )である。

・利尿薬としての適応があるのは(   )のみである。

解答

・バプタン系の薬剤は現在(モザバプタン)と(トルバプタン)の2つが存在する。

・バプタンはネフロンの(集合管)に存在する(バソプレシンV2)受容体を阻害することで、(水チャネル(AQP2))の誘導を抑制し、水の再吸収を抑制する。

・電解質の排泄を伴わないため、(高ナトリウム)血症に注意する必要がある。

・共通の適応症は(SIADH※1による低ナトリウム血症)である。

・利尿薬としての適応があるのは(トルバプタン)のみである。

※1:抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(バソプレシンの分泌が過剰な疾患(希少疾病))

ポイント

作用機序だけでなく、とくにトルバプタンは使い方の注意点までしっかりとおさえておくこと!

  • 初回投与時は病院で入院して処方すること!
  • ナトリウムの値を頻回に確認すること。

臨床現場では?

・ループ利尿薬などが効果不十分な心不全肝硬変で使用できる。

・入院期間は2〜3泊が多い。

その他

トルバプタンはSIADHや他の利尿薬の効果不十分例以外に

[腎容積が既に増大しており、かつ、腎容積の増大速度が速い常染色体優性多発性のう胞腎の進行抑制]

にも適応がある。

参照

第1章・尿濃縮のメカニズムと利尿薬の作用部位、そして生じるそれぞれの電解質(血中および尿中)およびRAA系の変化|腎臓病診療の最先端特集Vol.32|腎臓ネット
第2章・各種利尿薬の特徴と投与法|腎臓病診療の最先端特集Vol.32|腎臓ネット

https://www.marianna-kidney.com/wp/wp-content/uploads/2019/06/2012603.pdf

モザバプタン:日本初のSIADH治療薬
バソプレシンV2受容体拮抗薬のモザバプタン塩酸塩(商品名:フィズリン錠)が、2006年9月に薬価収載され、まもなく発売される見込みである。モザバプタンは、「異所性抗利尿ホルモン産生腫瘍による抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)における低ナトリウム血症」に適応を取得した日本で初めての薬
水利尿薬「サムスカ®錠7.5mg」が世界で初めて「肝硬変における体液貯留」の追加効能を承認取得|ニュースリリース|大塚製薬
大塚製薬のニュースリリースをご覧いただけます。

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