脂質異常症治療薬④(コレステロール異化促進薬)

薬剤師国家試験

問題

  • コレステロール異化促進薬として、(   )が発売されている。
  • プロブコールは肝臓において、コレステロールから(  )への異化を促進し、排泄させることで血中のLDL値を低下させる。
  • プロブコールは肝臓において、コレステロール合成の(初期 ・最終)段階を阻害する作用を有する
  • LDL の酸化変性を抑制することで、マクロファージの(  )化抑制による動脈硬化の進展防止効果を有する。

  • プロブコールは脂質異常症薬の中で唯一HDLを(増加・減少)させる作用がある。
  • 解答

    • コレステロール異化促進薬として、(プロブコール)が発売されている。
    • プロブコールは肝臓において、コレステロールから(胆汁酸)への異化を促進し、排泄させることで血中のLDLの肝臓への取り込みを促進する。
    • プロブコールは肝臓において、コレステロール合成の(初期)段階を阻害する作用を有する
    • LDL の酸化変性を抑制することで、マクロファージの(泡沫)化抑制による動脈硬化の進展防止効果を有する。
    • プロブコールは脂質異常症薬の中で唯一、HDLを(減少)させる作用がある。

    ポイント

    ・作用機序が過去に何度か出ているが、作用機序が解明されていないことも多い。コレステロール異化促進マクロファージ泡沫化抑制は抑えておく。

    ・コレステロール合成初期段階阻害作用に関しては、酢酸取り込み抑制によるアセチルCoA合成阻害との報告があるが、LDL減少への寄与は小さい。

    ・HDL減少作用は肝臓において、HDL受容体(SR-B1)の増加に起因すると考えられている

    下記に簡単にプロブコールの作用機序の概略図を載せておく。

    ~通常の脂質代謝の流れ~

    プロブコールの作用機序を理解するうえで、重要な物質は黄色マーカーのものである。

    ~プロブコールの作用機序~

    記載の4つの作用機序がある。とくに異化促進泡沫化抑制寄与が大きい

    他にも複数の作用機序、とくにHDL減少については考えられている。

    テストにも出てこないと思われるので、今回は割愛する。

    臨床現場では?

    まぶたや皮膚にできた黄色腫の消失や縮小させる効果もあり、家族性高コレステロール血症などの重症例にも積極的に用いられる。

    動脈硬化進展抑制効果から、2次予防にも用いられる。

    副作用として、心電図上のQT延長や不整脈に注意する。(定期的に心電図検査を行う。)

    その他

    もともとゴムの酸化防止剤として開発された薬剤である。

    プロブコールの作用機序は難しく、十分に解明されていないことが多い。

    脂溶性の薬剤であり、脂肪組織に蓄積するため、効果が消失するには投与中止後1ヶ月近くを要する

    参考

    プロブコールの作用機序
    プロブコールの作用機序について解説しています
    drugs for hyperdipidemia
    プロブコールの血中コレステロール低下作用の機作
    J-STAGE

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