問題
・アリスキレンは( )的に( )を阻害することで、RAA系において、( )から( )への変換を阻害し、降圧作用を示す。
・ヒドララジンは( )を( 収縮or弛緩 )させることで血管を拡張して血圧を下げる。
解答
・アリスキレンは(直接)的に(レニン)を阻害することで、RAA系において、(アンギオテンシノーゲン)から(アンギオテンシンI)への変換を阻害し、降圧作用を示す。
・ヒドララジンは(血管平滑筋)を(弛緩)させることで血管を拡張して血圧を下げる。
ポイント
現状あまり問われないため、作用機序や適応疾患を覚えておく程度でよい!
臨床現場では?
アリスキレン
- ACEIやARBを使用しにくい患者(副作用の観点等)で用いられることが多い。
- ACEI、ARBと併用している糖尿病患者には禁忌(臨床試験で心血管系の副作用リスクが増大したため)
ヒドララジン
- 即効性の高さから、高血圧緊急症に用いられる。
- 20週以降の妊娠高血圧にも用いられる。
- 副作用に劇症肝炎があるので、肝障害患者への投与は禁忌である。
- 連用するとSLE(全身性エリテマトーデス)様の症状が出てくることがある。
その他
参考
https://www.jpnsh.jp/data/jsh2019/JSH2019_hp.pdf

直接的レニン阻害薬アリスキレン、その実力は
アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)以来10余年ぶりの新規機序の降圧薬である、直接的レニン阻害薬(DRI)のアリスキレン(商品名ラジレス)。上市から1年が経過して今年10月からは長期処方も可能となり、実臨床にも浸透しつつある。
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