脂質異常症治療薬①(スタチン系)

薬剤師国家試験

問題

・スタチン製剤は肝臓で(   )を( 競合・非競合 )的に阻害し、肝臓での(   )合成経路内の(   )生成を抑制する。

・HMG-CoAからメバロン酸の生成過程はコレステロール合成経路の(   )段階である。

難)肝細胞内でのコレステロール合成低下は(   )の核内移行を促進し、(   )の発現量を増加させる。その結果、血中LDLコレステロール取り込みを促進する。

・特徴的な副作用として(   )症があり、筋肉痛や脱力感などには注意する。

・OATP1B1の基質でないものは(   )である。

・CYP2C9で代謝されるのは(   )と(   )である。

解答

・スタチン製剤は肝臓で(HMG-CoA還元酵素)を(競合)的に阻害し、肝臓での(コレステロール)合成経路内の(メバロン酸)生成を抑制する。

・HMG-CoAからメバロン酸の生成過程はコレステロール合成経路の(律速)段階である。

難)肝細胞内でのコレステロール合成低下は(SREBP-2)の核内移行を促進し、(LDL受容体)の発現量を増加させる。その結果、血中LDLコレステロール取り込みを促進する。

・特徴的な副作用として(横紋筋融解)症があり、筋肉痛や脱力感などには注意する。

難)OATP1B1の基質でないものは(フルバスタチン)である。

難)CYP2C9で代謝されるのは(フルバスタチン)と(ピタバスタチン)である。

ポイント

・脂質異常症治療薬の中では一番頻回で出てくる薬剤であり、作用機序は細かく押さえておく

※SREBP-2:細胞内のコレステロール量を調節するタンパク質。これが増えるとLDL受容体の発現量が増える。

・トランスポーターや代謝酵素という観点では薬剤学でも頻繁に問われるので押さえておく!

臨床現場では?

・脂質異常症の中で、高LDL血症の患者における第一選択薬。

・スタチンは大きくLDLの低下率から2種類に分けられ、年齢や急性冠症候群(ACS)のリスク等で使い分けられる。

  • スタンダートスタチン:シンバスタチン、プラバスタチン、フルバスタチン
  • ストロングスタチン:ロスバスタチン、ピタバスタチン、アトルバスタチン

・名前の通り、ストロングスタチンの方がLDLの低下率が大きい。

・効果不十分例にはエゼチミブとの併用が汎用されている。

・スタチンとフィブラートの併用は慎重投与であり、腎機能低下症例では特に副作用発現に注意する。

その他

参考

スタチン系薬の解説|日経メディカル処方薬事典
スタチン系薬の効果・作用機序や副作用、一般的な商品や特徴を解説しています。「処方薬事典」は日経メディカルが運営する医療・医薬関係者向け医薬品検索データベースです。
【医師が解説】脂質異常症治療薬:スタチン系薬の効果と副作用|乾小児科内科医院|アレルギー科・循環器内科(心臓血管内科)
高崎市の乾小児科内科医院は、糖尿病、循環器(心臓病)、アレルギーの専門外来を常時開設。いびき、睡眠時無呼吸症の検査・治療、花粉症の舌下免疫療法、かぜ、インフルエンザ、生活習慣病の治療、乳幼児検診や予防接種、特定健診、企業健診にも対応します。
スタチンとフィブラート、原則禁忌から慎重投与へ
スタチンとフィブラート系薬の併用に関して、添付文書が改訂された。改訂に至った経緯とともに、薬剤師が気を付けるべき点について解説する。

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