問題
- ARBは( )の略でステムは( )である。
- ARBは( )受容体を遮断することで血管平滑筋が(拡張 or 収縮)し、血圧を降下させる
- 難)ACEI及びARBは共に( )低下作用と( )抑制作用により腎保護作用を示す。
- 難)2型糖尿病における糖尿病性腎症に適応があるARBは( )である。
※ステム:語幹のこと
解答
- ARBは(アンギオテンシン受容体拮抗薬)の略でステムは(〜サルタン)である。
- ARBは(アンギオテンシンⅡ)受容体を遮断することで血管平滑筋が(拡張)し、血圧を降下させる
- ACEI及びARBは共に(収縮期血圧)低下作用と(尿中アルブミン排泄)抑制作用により腎保護作用を示す。
- 2型糖尿病における糖尿病性腎症に適応があるARBは(ロサルタン)である。
ポイント!
- ACE阻害薬とARBはよく混同されて出題されるため、まずはステムをしっかりと覚えて差を理解すること!
〜ACE阻害薬とARBの違い〜 ・ARBは受容体を阻害、ACE阻害薬は酵素を阻害!
臨床現場では?
ARBは現在7成分7種類が日本で承認されている。
ACE阻害薬と同様、高血圧治療の第一選択薬である。
重篤な副作用の懸念から、アリスキレンとの併用は禁忌である。
ロサルタンは尿酸トランスポーター(URAT1)を阻害し、尿酸値を低下させる作用を有するため、高尿酸血症を併発している患者に処方されることが多い。
〜その他〜
AT1受容体はそれ自体にも活性がある。
単純にアンギオテンシンⅡの受容体を阻害するだけでなく、
AT1受容体の活性そのものを抑制させる作用(インバースアゴニスト作用)
を有するARBはカンデサルタン、バルサルタン、オルメサルタン、イルベサルタンである。
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