降圧薬①(ACE阻害薬)

薬剤師国家試験

問題

・ACEIは(  )の略でステムは(  )である。

・ACEIは(  )を阻害することで、(  )の生成を抑制して血圧を下げる。この阻害は同時に(  )の分解抑制も引き起こすが、これが副作用の(  )の原因である。

難)1型糖尿病に伴う糖尿病性腎症に適応があるのは(  )である。

難)プロドラックでないACE阻害薬は(  )と(  )である。

※ステム:語幹のこと

解答

・ACEIは(アンギオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬)の略でステムは(〜プリル)である。

・ACEIは(ACE)を阻害することで、(アンギオテンシンⅡ)の生成を抑制して血圧を下げる。同時に(ブラジキニン)の分解抑制も行われるが、これが副作用の(空咳)の原因である。

難)1型糖尿病に伴う糖尿病性腎症に適応があるのは(イミダプリル)である。

難)プロドラックでないACE阻害薬は(カプトプリル)と(リシノプリル)である。

ポイント!

ACE阻害薬はARBとよく混同されて出るため、まずはステムをしっかりと覚えること!

構造上、加水分解されて薬効を発揮するプロドラッグである成分が多いため、化学分野でも出やすい

臨床現場では?

・一般的に高血圧治療の第一選択薬として用いられている。

心不全にも適応がある薬剤が多い。

・現在日本では9成分12種類のACE阻害薬が承認されている。

・基本的にどの薬剤も腎排泄型ではあるが、テモカプリル胆汁からも排泄されることから、腎機能が悪い方でも使いやすい。

・空咳の副作用を逆に利用し、誤嚥生肺炎の予防に用いられることもある

・RAA系の阻害によるアルドステロンの分泌低下作用は血中カリウム濃度を上昇させる効果があるため、投与中は注意する。

〜適応症が高血圧のみのもの〜

  • ペリンドプリル
  • デラプリル
  • トランドプリル
  • シラザプリル

〜適応症が高血圧+心不全

カプトプリル、エラナプリル、リシノプリル、ベナゼプリル

〜適応症に高血圧+1型糖尿病に伴う糖尿病性腎症

  • イミダプリル

出典

代表的な高血圧治療薬
血圧は、心拍出量と末梢血管抵抗の積として表されます。血圧には収縮期血圧(最高血圧)と、拡張期血圧(最低血圧)があります。最高血圧が140以上、もしくは最低血圧が90以上が高血圧です。※患者さんの性質や、ガイドライン等により異なる基準が用いら
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http://www-yaku.meijo-u.ac.jp/Research/Laboratory/chem_pharm/09jugyou/5.angiotensin.pdf

アダラート - 7. 血圧上昇のメカニズム(レニン-アンジオテンシン・アルドステロン系)
腎臓の輸入細動脈の壁にある傍糸球体細胞からレニンが分泌され、血液中のアンジオテンシノーゲンからアンジオテンシンIという物質をつくります。アンジオテンシンIはアンジオテンシン変換酵素(ACE)によりアンジオテンシンIIに変換されます。

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