問題
・降圧治療で用いられるα2刺激薬は( )、( )、( )の3種類である。
・クロニジンは( )に存在する( )中枢の( )受容体を( 刺激or遮断 )することで、交感神経活動を抑制させて血圧を低下させる。
・メチルドパは( )高血圧への積極的な使用が勧められている。
・難)メチルドパは代謝物である( )が薬効を発揮し、中枢α2受容体刺激作用の他に、( )作用と( )作用が降圧に関係していると考えられている。
解答
・降圧治療で用いられるα2刺激薬は(メチルドパ)(クロニジン)(グアナベンズ)の3種類である。
・クロニジンは(延髄)に存在する(血管運動)中枢の(α2)受容体を(刺激)することで、交感神経活動を抑制させて血圧を低下させる。
・メチルドパは(妊娠)高血圧への積極的な使用が勧められている。
・難)メチルドパは代謝物である(α-メチルノルエピネフリン)の中枢α2受容体刺激作用の他に、(偽神経伝達)作用と(血漿レニン活性低下)作用が降圧に関係していると考えられている。
ポイント
自律神経へ作用する薬剤は受容体の部位・種類・遮断or刺激でひっかけてくることが多い!
例)「α1」でひっかけてきたり、「遮断」に変えてきたりetc.
各々の薬剤が「どこで」「どの受容体に」「どのように」作用して結果「どうなるのか」をリンクさせておくこと!
降圧薬としてのα2刺激薬の作用機序は大きく3つ押さえておくこと!
①中枢α2刺激作用
延髄の血管運動中枢神経のはたらきを低下させる。
②偽神経伝達作用
抹消でノルアドレナリンと拮抗して受容体の活性を低下させる。
※あくまでα2受容体を刺激する薬剤であって、α1は刺激しないことに注意!
③血漿レニン活性低下作用
腎臓からのレニンの分泌を抑制することで、RAA系を抑制する。
α2刺激薬は他にも緑内障の治療で用いられるものもある。
臨床現場では?
ACEI、ARB、Caブロッカーなどの組み合わせでコントロールできない“治療抵抗性高血圧”での使用が多い
メチルドパが妊婦の降圧治療で積極的に用いられる。
その他
妊娠中の降圧剤の第一選択薬は妊娠20週未満ではメチルドパ、ヒドララジン、ラベタロールとなっており、妊娠20週を過ぎるとニフェジピン徐放剤が加わります。
出典




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